こんにちは、地方の競馬好き精神科医のeichanです。
昨日は参議院議員の選挙日でしたね。
みなさん投票にいかれましたでしょうか?
「選挙は民主主義の根幹」と言いますが、あなたは1票にどんな思いを託したでしょうか?
奈良で遊説中の安倍晋三元首相が銃撃されて亡くなったという、重たい空気が社会を覆う中、参院選が投開票されました。推計投票率(選挙区)は52.01%で、前回を3.21ポイント上回りました。自民大勝にもかかわらず、岸田文雄首相に笑顔はなく、万歳を控えた当選者の様子がいつもと違う異例の選挙であったことを物語っていた気がします。
県内投票率は45.2%で前回参院選に続いてまた全国最低でした。県内の国政選挙の投票率は12年以降、今回を含めた全8回のうち、6回で50%を下回ります。50%以下の回数は全都道府県で最多。投票に行かないことが当たり前という空気が広がっているかもしれません。
自分も政治に詳しいわけではなく、この政党が一押しという政党もあるわけではないですが、一応各選挙人の主張をニュースや新聞で拝見して自分の考えていることに近い人を投票しに行ってきました。
岸田文雄首相は参院選で、自民党が改選過半数を単独で確保したのを踏まえ、内閣改造・党役員人事を9月までに実施する方向で調整するようです。物価高騰対策の大型補正予算編成を本格的に検討し、10月にも秋の臨時国会を召集し、成立を図るようで、党内最大派閥の領袖だった安倍晋三元首相死去の影響を注視しながら、長期政権の確立に向け、求心力向上に全力を挙げる考えのようです。
自民、公明両党に日本維新の会と国民民主党を加えた「改憲勢力」の議席が、憲法改正の国会発議に必要な3分の2以上を維持することになったので憲法9条が変更されるのか期待と不安があります。戦争では弱い立場の市民ほど大きな被害を受けるのでロシアのウクライナ侵攻と同じ道をたどらないため、平和憲法が守られることを期待しています。
野党がふがいなく、仕方なく自民党に投票したという人が今回の選挙では結構いたのではないか推察します。主張の違いが分かりにくく、物価高対策などの経済政策では、候補者のほとんどが消費税減税や賃金アップをとなえていました。野党は昨年10月の衆院選後の足並みの乱れがそのまま表れた格好のように見えました。
予想通り自民党の圧勝でしたが、1票を託した思いが政治の場で反映されているのか、注視していきたいと思います。